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NEC/医療機器物流で輸送コスト半減、リードタイム3割削減実証

2020年11月25日/IT・機器

PR記事

NECは11月25日、日通総合研究所が受託した第2期の内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「スマート物流サービス(医薬品医療機器分野)」に参画し、医療機器物流におけるトレーサビリティの確立とサプライチェーン全体の効率化に関する実証実験を7~8月にかけて実施したと発表した。

<実証実験のシステム構成>
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実証実験では、日通総合研究所が中心となり、整形外科と循環器内科の物流において医療機器メーカーからディーラー、ディーラーから病院、さらには病院内での物流に関するデータを一元的に管理するデータ基盤を構築。NECはデータ基盤構築にあたり、NEC Smart Connectivityのサービスの一つである、異なる事業者間のデータ流通を実現する「データコネクトサービス」を活用し、各事業者間の出荷・入荷情報等の物流データを紐付けた。

データ基盤で各種データを紐付け一元化し流通過程を可視化することで、トレーサビリティの確保や各流通段階における在庫の削減等のサプライチェーン全体の効率化、物流拠点の集約化や共同化、さらには共同配送の実現など効率的な物流システムの構築や運用に関する実証を行った。

その結果、共同倉庫・共同配送による輸送効率化や、流通過程の可視化を通じた自社外の在庫の把握による在庫最適化によって、輸送コストは最大50%削減、リードタイムは最大30%削減効果があることを確認した。

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