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C&FロジHD/4~12月の売上高0.3%増、営業利益17.2%増

2021年02月08日/決算

C&Fロジホールディングスが2月8日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、売上高844億6000万円(前年同期比0.3%増)、営業利益49億6400万円(17.2%増)、経常利益51億5500万円(19.2%増)、親会社に帰属する当期純利益33億100万円(13.5%増)となった。

TC(通過型センター)事業の売上高は547億4600万円(1.3%減)だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による外食から中食・内食へのシフトで、食品スーパーや小売店向けのチルド食品の物量は堅調に推移したが、外出機会の減少やインバウンドの大幅な減少に伴い、都心エリアのコンビニエンスストア関連の物量が大きく減少した。

また、自社車両を使った配送比率の引き上げによる配送効率化の推進や、原油取引価格の下落に伴う燃料費の減少があったものの、取り扱い物量の減少と従業員の処遇改善に伴う労務コストの増加などで、営業利益は35億9400万円(8.5%減)となった。

DC(保管在庫型物流)事業の売上高は283億3800万円(3.4%増)となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響による外食から中食・内食へのシフトにより、主に外食店舗向けの業務用冷凍食品の物量で減少が続く一方、家庭用冷凍食品の物量は例年を上回る状態が継続した。

営業利益は43億2500万円(28.4%増)だった。労務コンプライアンスの推進に伴う外注費と労務費の増加はあったが、倉庫荷役の適切な管理による労働生産性の向上、海外事業の収益拡大、原油取引価格の下落に伴う燃料費や動力費の減少などが寄与し、利益が増加した。

通期は、連結業績予想を下方修正し、売上高1102億円(0.4%減)、営業利益54億円(11.2%増)、経常利益56億円(11.4%増)、親会社に帰属する当期純利益36億円(4.9%増)を見込んでいる。

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