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近鉄エクスプレス/4~12月の売上高3.5%増、営業利益大幅増

2021年02月09日/決算

近鉄エクスプレスが2月9日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、売上高4247億5500万円(前年同期比3.5%増)、営業利益225億8600万円(44.6%増)、経常利益226億4900万円(69.7%増)、親会社に帰属する当期純利益140億6700万円(111.1%増)となった。

グループ全体で、総じて取扱物量は減少したものの、売上高は、航空・海上輸送がともに需給の逼迫と、それに伴う運賃の上昇で、ほぼ前年同期並みの水準となった。

セグメントの業績は、日本が売上高1035億2300万円(0.0%増)、営業利益51億8300万円(56.3%増)だった。

米州は売上高410億7300万円(6.4%減)だったが、営業利益は、営業総利益率の改善で30億200万円(20.5%増)になった。

欧州・中近東・アフリカは、需給の逼迫による運賃の上昇が影響し、売上高272億9800万円(1.0%増)となり、営業利益は、販売管理費などの抑制で8億3500万円(43.3%増)となった。

東アジア・オセアニアは、売上高927億2400万円(32.3%増)、営業利益は営業総利益率の改善で、78億4300万円(121.0%増)と増加した。

東南アジアは、需給の逼迫による運賃の上昇が影響し、売上高618億2100万円(48.2%増)になる一方、営業利益は営業総利益率の改善で53億9000万円(263.5%増)と大幅に増加した。

APLLは、売上高1075億2300万円(19.7%減)、営業利益は42億9800万円(47.2%減)だった。また、APLLの買収に係るのれんなどの償却を、継続してセグメントに含めているため、セグメント損益は、100万円の損失(前年同期は37億2600万円の利益)となった。

通期は、連結業績予想を上方修正し、売上高5700億円(4.7%増)、営業利益290億円(47.1%増)、経常利益290億円(66.4%増)、親会社に帰属する当期純利益170億円(259.9%増)を見込んでいる。

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