アサヒグループホールディングスは2月10日、2050年のCO2排出量ゼロを目指す中長期目標「アサヒカーボンゼロ」の達成に向けた取組みを加速させるため、2030年の目標値を従来の2015年比30%削減から同50%削減に上方修正すると発表した。
新たな目標達成のために、国内外の製造拠点で再生可能エネルギーを積極的に活用するほか、製造工程の見直しや物流の効率化などにグループ全体で取り組むとしている。
なお、同社は目標を上方修正したことで、企業のCO2排出量削減目標が科学的な根拠と整合したものであることを認定する国際的なイニシアチブであるSBT(Science Based Targets)イニシアチブから、気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5度未満に抑えるという、「1.5℃目標」認定を取得している。