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ESR/千葉県野田市の16号線沿いに4.5万m2の物流施設開発

2021年03月19日/物流施設

ESRは3月19日、千葉県野田市蕃昌の国道16号線沿いに「ESR野田ディストリビューションセンター2(野田DC2)」を開発すると発表した。

<ESR野田ディストリビューションセンター2完成イメージ>
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<位置図>
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「野田DC2」は、敷地面積2万1555m2、延床面積4万5581m2、4階建てマルチテナント型で2022年6月着工、2023年6月末竣工を予定している。総投資額は約100億円。

「野田DC2」は ESRにとって発表ベースでは全国で30件目、千葉県内では8件目のプロジェクトとなり、2019年に竣工した「ESR野田ディストリビューションセンター」からは3.7kmの距離にある。

国道16号線と国道4号線の交差点「庄和 IC」より7km、常磐自動車道「柏IC」より10km、東北自動車道「岩槻IC」まで20kmにあり、主要幹線道路にアクセスが可能で、東京港や成田・羽田空港など輸送インフラ拠点からの中継地点としても利便性が高く、首都圏のみならず、東日本全域への広域配送拠点として強みを有している。

また、東武野田線「七光台駅」まで2kmの距離にあり、人口密集地にも近く、入居企業の雇用の観点からも有利な立地。通勤の利便性を高めるために駐車場146台および駐輪場(自転車の場合80台、バイクの場合 60台)も設ける予定で、周辺にはコンビニエンスストア、飲食店、量販店や商業施設が多くあり、人材定着の向上にも寄与できるとしている。

建物は4階建ての耐震構造で、1階は両面にトラックバースを配置、敷地内車両動線は出入り口を分けたワンウェイとし、敷地内に大型車両の待機スペースを十分に確保することで、安全性に配慮した効率的な入出庫オペレーションを実現。また、バース前の車路は⼀部ピロティ形式で雨天時に影響を受けにくい構造になっている。

倉庫部分は1階から4階まで荷物用エレベーターと垂直搬送機による高い縦搬送能力を備えている。基本スペックは床荷重 1.5t/m2、梁下有効高さは1階から3階は5.5m、4階は6.0m以上、柱ピッチは間口11m×奥行11mを確保し、物流運営の効率性と汎用性を重視した設計を行っている。最小賃貸区画は約2300坪、最大4テナントに分割が可能。

全館LED照明、環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調、節水型衛生器具の採用、自家消費型太陽光発電システムの導入の検討など、環境や省エネルギーに配慮した持続可能な物流施設として CASBEEAランク評価を取得予定だ。

BCP対策については、非常用自家発電設備を設置し、停電時でも⼀定時間、防災センター、荷物⽤エレベーター、電動シャッタ-、トイレ等の⼀部使用が可能。また、施設運営・管理のスペシャリストである ESR社内のプロパティマネジメントチームにより、テナント企業に安心・安全な施設環境を提供する。

また、「野田DC2」でも同社の基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」に基づき、施設利用者のための休憩室など、快適に過ごしてもらえるESRの最新鋭の物流施設を計画しており、雇用創出、税収の増加などで地域経済にも貢献する予定としている。

■概要
名称:ESR野田ディストリビューションセンター2
所在地:千葉県野田市蕃昌 266⁻9
敷地面積:2万1555m2(6520坪)
延床面積:4万5581m2(1万3788坪)
竣工:2023年6月末(予定)
用途地域:市街化調整区域(地区計画)
着工:2022年6月(予定)
構造:4階建て/耐震構造
アクセス:車 国道4号線「庄和IC」より7km/常磐自動車道「柏IC」より 10km/東北自動車道「岩槻 IC」より20km 
     電車 東武野田線「七光台」駅より2km
東京都心へ:40km/さいたま市中心部へ30km/千葉市中心部へ 56km/成田空港へ 58km/東京国際空港へ62km

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