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豊田自動織機/欧米の最先端物流自動化システム2種を国内投入

2021年04月05日/IT・機器

豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは4月5日、欧米で高い評価を得ているVanderlande社の吊り下げ式高速仕分けシステム「Pocket Sorter」TM、OPEX社の立体式仕分けシステム「Sure Sort」TMの日本国内販売を、2021年5月より開始すると発表した。

<吊り下げ式高速仕分けシステム「Pocket Sorter」>
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<立体式仕分けシステム「Sure Sort」>
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eコマース市場拡大に伴う商品配送の小口化、業務量の増加および労働力不足などを背景に、物流業界では自動化ニーズが高まっている。また、物流倉庫の需要増により賃借料が上昇傾向にあるなど、新たな課題にも直面しており、より効率的な物流オペレーションが求められている。

トヨタL&Fは、日本の物流業界が抱えるこれらの課題を解決すべく、日本の物流現場に適した細かな商品仕分け、省人化や省スペースを実現する、欧米の最先端自動化システム2種を商品ラインアップに加えることで、今後さらなる成長が見込まれる日本のeコマース市場でお客様の物流効率化に貢献していくとしている。

吊り下げ式高速仕分けシステム「Pocket Sorter」は、建屋の上部空間を利用し、多種多様な商品を保管/仕分け/順立て出庫を行うシステム。

レールに吊り下げられたポケットに商品を投入するシンプルな構造で、多種多様な荷姿の荷物に対応(最大重量3.5kg/個)。また、天井空間を利用するため、床面を他の作業エリアに活用可能だ。

主な仕向け先は通販、アパレル、小売りとしている。

立体式仕分けシステム「Sure Sort」は、多種多様な形状の商品を高速で移動する搬送ロボットで仕分けするシステム。

コンベアに商品(最大重量2.27kg)を置くだけで、搬送ロボットが自動で仕分け。人手作業を中心とする従来型作業と比較し、約5倍の生産性(毎時2400個)がある。さらに、コンパクトな立体構造で、約14m×約3.5mから設置可能(平面構造の仕分けシステム比 約1/3)だ。

主な仕向け先は通販、アパレル、薬品・化粧品としている。

これらの製品は、2021年4月6日(火)にリニューアルオープンするトヨタL&Fカスタマーズセンター東京でも展示しており、稼働する様子を実際に見ることができる。

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