三菱ケミカルは5月7日、樹脂改質剤「メタブレン」の国内出荷価格を2021年5月21日納入分より値上げすることとし、各需要家との交渉に入ったと発表した。
昨年以降主原料であるメチルメタクリレート(MMA)、ブチルアクリレート(BA)やブタジエン等のモノマー類は国際的な需給逼迫により価格が高騰。さらにユーティリティコストや物流費も上昇している。
同社としては、自助努力によりコスト上昇分を吸収することは極めて困難な状況であり、今後も顧客に良品質の製品を安定的に供給するためには価格改定が必要と判断し、価格改定を実施することとしたもの。
対象製品はメタブレン各製品。改定幅は20円/kg以上、実施時期は2021年5月21日納入分より。