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ATOUN/「あべのハルカス」の館内物流をアシスト

2021年06月08日/IT・機器

着用型ロボットを開発・販売するATOUN(アトウン)のパワードウェアが、近鉄グループの近畿配送サービスの協力のもと、ビルとして日本一の高さを誇る「あべのハルカス」の館内物流で運用されると発表した。

<あべのハルカス総合物流センターでの搬入作業の様子(MODEL Y シリーズ試用時>
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これは国内の大型複合商業施設としては初めてのこと。

ビルや大型商業施設などでは、多くの場合、建物に届く荷物を搬入口で一括して受け取り、館内物流のシステムを通じて複数のテナントへと配送することで効率化をはかっている。しかし搬入作業は、300個もの荷物を積んだ4tトラックからつぎつぎと荷下ろしをするなど、そもそも取り扱う荷物量が多い上に、特定の時間帯に搬入が過集中することも少なくなく、荷さばきをする作業者の身体への負担が課題となっている。

なかでも「あべのハルカス」には、企業オフィスに加えて、日本最大の売り場面積を有する近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店や、大阪マリオット都ホテルも入居しており、荷物の取り扱い量が多いのはもちろん、種類や形状も多岐にわたる。

こうした状況に配慮して、今回の運用では、腰をサポートする ATOUN MODEL Y と、腰と腕をサポートする ATOUN MODEL Y + kote の両方を活用し、作業者の身体的負担の軽減に取り組む。また、その効果を測定し現場に即した更なる提案にもつなげていく予定としている。

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