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モノフル/日通・NPロジと輸送システム連携の共同研究をスタート

2021年08月16日/IT・機器

モノフルは8月11日、日通・NPロジスティクス(NPL)と、輸送業界での情報システム連携について共同研究を行うことに合意したと発表した。

<モノフルと日通・NPロジスティクスのシステム連携図>
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<トラック簿とTMSの連携>
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初回の取り組みとして、モノフルが提供するトラック受付/予約サービス「トラック簿」とNPLが開発したTMS(輸配送管理システム)とのシステム連携を開始した。

NPLとモノフルは、物流事業者やシステム提供者として、荷主に対して継続的に価値のある物流サービスを提供することを目的とし、両者のシステム連携を推進するだけではなく、ソーシャル化する輸送やスペースのマッチング、物流関連技術のプラットフォーム化等の共同研究を行うことを合意したもの。

協業における取り組みとして、ドライバー待機時間削減やバース運用の効率化を目指し、NPLの所有する全国の主要拠点において、NPLが開発をしたTMS(輸配送管理システム)とモノフルが提供するトラック簿の連携を開始した。この連携により、TMSで作成した配車計画のデータをトラック簿へ送信し、予約データとして活用、また、トラック簿で取得した各トラックの待機時間や作業時間のデータをTMSへ返すことで、予実管理が可能となる。

なお、この取り組みは、トラック簿において特定のシステムに対して連携を行う「プレミアムプラン」の初の導入事例となる。

今後想定をしている共同研究内容は、1.モノフルが提供する配車/求貨求車サービス「配車プラス」等を活用した、輸配送のマッチングの効率化および積載率/実車率の向上を可能とするソリューションやサービスの研究、2.ドライバー向けのアプリケーションを活用した、ドライバーの誘導および運行管理の質の向上を可能とするソリューションやサービスの研究、3.倉庫スペースのシェアリングに関するソリューションやサービスの研究、4.その他のNPLおよびモノフルの双方のニーズに応じた商品開発を挙げている。

モノフルは今後も積極的に各社の保有するシステムとの連携を推し進め、データを利活用し、物流業界全体における、点ではなく面での課題解決に取り組んでいくとしている。

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