ドイツポストDHLグループは8月16日、Eコマース(EC)の分野でのリーディングポジションを強化するためのグローバル広告キャンペーンを開始すると発表した。
DHLは、この急成長を見せるEC市場で、単に信頼性の高いデリバリーサービスを提供するだけでなく、企業にECビジネスを成功に導くためのソリューションを提供している。越境ECは新型コロナウイルスのパンデミックにより急激に拡大し、この十数年で経済成長の重要な分野となっている。業種や企業規模に関わらず、あらゆる企業がデジタル化や需要拡大に対処する必要がある。ECと国際輸送プロセスに精通したグローバル・ロジスティクス・プロバイダーのDHLは、オンラインショッピングの“加速するクリックに応える“お手伝いをする、としている。
広告キャンペーンでは、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でおなじみのイギリス人俳優トム・ホランダー氏が、ここ数年で急速に成長したECについて、韻を踏んだリズムで説明するユニークなナレーションと、ミックスメディアの手法を用い、視覚的にも興味を掻き立てるテレビCMを制作した。
テレビCMでは、まだEC事業者や物流業者が、需要を把握しそれに応じることが容易であったEC発展の初期の頃から、オンラインショッピングが私たちの生活の一部として定着していくまでのストーリーを描いており、企業に対しDHLが急増する要求と“加速するクリックに応える“ことを支援するメッセージとなっている。クリエイティブはDHLの広告代理店、180Amsterdamによって制作されている。
日本では、東京・関西・中京エリアを中心に、テレビCMをはじめ、交通広告、様々なオンラインメディアでの広告を、8月16日より展開していく。
DHLエクスプレスのジョン ピアソンCEOは「パンデミックによりさらにデジタル化が進み、ECはわずか数か月の間にほぼ十年分の成長をした。この間、 既存のオンラインショップはさらなる成長をみせると同時に、EC事業に新規参入する企業も多く現れた。ロジスティクスのエキスパートとして、DHLは企業が成長市場の恩恵を最大限に受けられるよう支援するとともに、様々なブランドが明日のグローバルブランドになるようサポートをしていく。特に、エクスプレスデリバリーの活用は、消費者の購買行動を促し、ロイヤリティを高めることにつながっており、動きの速いEC市場にとって、とても有益なソリューション」と述べている。
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