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海上コンテナ輸送量/アジア発米国向け13か月連続プラス

2021年08月16日/調査・統計

デカルト・データマインは8月13日、アジア発米国向け(往航)7月分と、米国発アジア向け(復航)6月分の海上コンテナ輸送量(TEU)実績データを発表した。

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それによると、7月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は11%増、13か月連続プラスの172万TEUで単月過去最多となった。中国発の輸送量は、中国主要港湾混乱の影響等から0.5%増と上半期の伸び幅(42%増)から急減した。

輸送量の国別順位は、1位が中国発(シェア57%)で0.5%増、2位がベトナム発(シェア9.6%)で37%増、3位が韓国発(シェア9.5%)で13%増、4位が台湾発(シェア6%)で20%増、5位がシンガポール発(シェア4%)で10%増となった。日本発 (シェア2.3%)は18%増で9位だった。

また、品目別の輸送量順位は、1位(シェア15%)が家具類で7.3%減、2位(シェア9%)が機械類で14%減、3位 (シェア7%)が電子電機で17%減、4位 (シェア6%)がプラスチックで15%減、5位が(シェア4%)玩具・運動具で17%減となっている。

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一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース )6月分は、中国向けが25%減となるも、インド、ASEAN向けの2桁増に支えられ、合計では45万TEU(1.2%減)となった。

輸送量の国別順位は、1位が中国向け(シェア30%)で25%減、2位が日本向け(シェア12%)で3.8%増、3位が韓国向け(シェア10%)で7.6%減、4位がベトナム向け(シェア10%)で18%増、5位がインド向け(シェア9%)で97%増だった。

品目別の輸送量は、1位(シェア17%)がパルプ・古紙で4.7%増、2位(シェア10%)が牧草・豆類で9%減、3位 (シェア8%) が木材で22%増、4位 (シェア6%)の調整飼料が9%増、5位(シェア5.8%)のプラスチックが51%減だった。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Datamyne Japan 南石 正和
Email:mnanseki@datamyne.jp
Tel:090-5868-8377
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