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エミレーツスカイカーゴ/東京の馬術競技出場馬をベルギーに輸送

2021年09月21日/3PL・物流企業

エミレーツスカイカーゴは9月21日、東京で開催された国際馬術競技を終えた出場馬40頭を航空チャーター便で、ベルギーのリエージュ空港に輸送したと発表した。

<輸送の様子>
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出場馬は、羽田国際空港からボーイング777-F貨物機を使ったエミレーツEK9497便で輸送し、9月2日午後にリエージュ空港に到着した。今回のフライトは、同社がリエージュ―東京間で馬術競技の出場馬を輸送するために運航した航空チャーター便の最終便となる。

エミレーツスカイカーゴは、7月13日の初便から9月2日の最終便までの7週間、リエージュから東京まで8便で316頭、復路では8便で323頭を輸送。総勢60名の乗務員で16回のチャーター便を運航し、出場馬に加え、336のストール、160トン以上の特別用具と馬の飼料と水を運んだ。

16回のチャーター便は、エミレーツ航空のボーイング777-F貨物機(機体記号A6-EFG、A6-EFH、A6-EFK)を使い、高密度で運航。それぞれの便には9名から11名の飼育員が同乗し、馬の世話を行った。リエージュ―東京間のチャーター便に搭乗した飼育員は、合計で157名に上る。

エミレーツスカイカーゴでは、今回の出場馬の輸送で、ピーデン・ブラッドストック社、国際馬術連盟と綿密な調整を1年半にわたって行い、チャーター便の詳細を決定。馬が機内で快適な環境で過ごし、到着後、すぐに東京の国際競技大会で活躍できるよう配慮したという。

実施にあたっては、チャーターフライト企画チームが、利用可能な航空機、運航乗務員、ロードマスター、テクニカルグランドサポートチームの確保など、オペレーションが順調に進むよう準備。羽田国際空港での馬の貨物輸送は初めてのため、馬の積み降ろしがスムーズに行えるように地元当局との詳細な調整も行った。

エミレーツスカイカーゴは、エミレーツ航空の貨物部門。ドバイのハブ空港を拠点に6大陸の140都市以上に貨物を輸送している。

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