メディカル物流を手がけるフェイバリットは9月30日、東京都武蔵村山市に新物流拠点「フェイバリット武蔵村山センター」を開設したと発表した。
新センターは圏央道「青梅IC」から8.6km、中央自動車道「八王子IC」から11.3kmと、都内や関東圏に加え、関西方向や信越東北方面へのアクセスにも適した立地。グループ会社が保有する施設(総面積3300m2)の4階と5階(各階560m2)を利用して開設した。
両フロアともに空調設備を完備し、25℃前後での温度管理に対応。5階はエアシャワーや手洗い場を設置し、手指消毒とゴミ埃を除去した後に作業フロアへ入場する仕様となっている。
また、温度測定ロガーを設置し、任意に設定した時間幅で記録を取ることも可能。電子錠、防犯カメラ設置によるセキュリティ対策、防虫防鼠対策も講じ、医薬品GDP(Good Distribution Practices)にも対応している。
そのほか、新センターでは顧客の要望に応じて冷凍庫・冷蔵庫の設置も可能で、低温温度帯での製品輸送にも対応。医薬品・医療機器・化粧品・動物用医薬品などの製品取り扱いに必要な薬事許可や、食品や菓子などの流通加工作業に必要な菓子製造業等の食品営業許可の取得も可能な倉庫設備環境となっている。
フェイバリットでは、東京都昭島市のメディカルセンターで2019年に医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格「ISO13485:2016」の認証を取得しており、同規格に準拠した物流サービスを提供している。また、EC通販やDtoCビジネスの物流代行も対応し、独自WMSとクライアントの使用するカートシステムを連携させ、受注から発送まで対応している。
■フェイバリット武蔵村山センターの概要
所在地:東京都武蔵村山市伊奈平1-24-2(4・5階)
延床面積:1122m2(4・5階で各561m2)