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シュナイダー/リニアモーター駆動の次世代型搬送システム発売

2021年11月10日/IT・機器

シュナイダーエレクトリックは11月10日、日用品や飲食料品の製造における充填機・包装機などの搬送工程に向けた新たなソリューション「Lexium MC12マルチキャリア」の発売を発表した。

<「Lexium MC12マルチキャリア」>
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日本での提供開始は2021年12月を予定している。

発売するLexium MC12マルチキャリアは、ループ型のレール上にリニアモーターで駆動する複数のキャリアを走らせ、ワークを独立して搬送・位置決めすることができる、次世代搬送システム。ループ形状にすることで、キャリアの始点・終点を考える必要がなく、受け渡しや原点復帰を省くことができ、よりシンプルな搬送設計に寄与する。

また、シュナイダーエレクトリックのLexium MC12マルチキャリアは、キャリア1つを1軸のモーション制御と捉え、複数軸の同期制御を可能とするコントローラPacDriveを活用することで、前後工程のモーション制御やロボット搬送などを含めたシステム全体で完全同期のプログラミングを実現している。

さらに、デジタルツインを実現できる専用ソフトウェアで、設計・試運転などの工数・コストの大幅な削減を実現した。新たな生産ラインの設計において、市場に製品を投入するまでの時間を圧倒的に縮めることが可能となり、シンプルな構造と耐久性で省スペース設置や導入後のオペレーション効率化にも貢献する。

Lexium MC12マルチキャリアの主な特長は、モジュラー構造とし、専用ソフトウェアを用意。省スペース設置が可能で、導入後のオペレーション効率・耐久性向上も図っている。シュナイダーエレクトリックが提供するクラウド型常時監視サービス「EcoStruxure Machine Advisor」と組み合わせることにより、遠隔地からの装置の状態監視、予兆保全が可能。エンドユーザーへの新しいアフターサービス提供をサポートする。

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