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商船三井/商船三井CVCが環境エネルギー領域企業に出資

2021年12月06日/SCM・経営

商船三井は12月6日、商船三井CVC(MOL PLUS)がMOF(Metal-Organic Frameworks:金属有機構造体)を活用した新機能材料を開発するAtomis(アトミス)に出資することを決定したと発表した。

Atomisは、「気体を自在に操り、人に驚きと感動を与える新たな価値を提供する」をビジョンとし、高品質・低コストで MOF を製造する独自の合成法を有し、MOFを用いたアプリケーションの普及により、市場に新たな価値を提供することを目指している。

MOL PLUSは、Atomisが社会実装を目指す「環境事業(CO2分離変換)」「エネルギー事業(次世代高圧ガス容器CubiTan)」での事業成長に貢献する。商船三井グループとの業務提携についても積極的に推進する方針であり、今回の出資に際し、「商船三井テクノトレード」と“船舶等輸送モードでの水素の利活用及び船舶向け水素サプライチェーン構築におけるMOFの利活用に関する共同検討”を行うことに合意した。

MOL PLUSは、今後もスタートアップ企業への出資や協業を通じ、スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、「海運業と社会に新しい価値をプラスする」、新規事業の創出を目指し続けるとしている。

■出資先概要
会社名:Atomis
設立:2015年2月
所在地:京都市
資本金:5億3199万円 (資本準備金含む)
事業内容 1.次世代多孔性材料 PCP/MOF の開発及び製造(マテリアル事業)、2.CO2分離変換によるカーボンリサイクル(環境事業)、3.次世代高圧ガス容器による既存インフラ変革(エネルギー事業)

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