アスコットは12月16日、同初の物流施設開発となる「(仮称)アスコット・プライム・ロジスティクス加須」の用地を取得したと発表した。
同施設のアセットマネジメント業務とプロジェクトマネジメント業務は、オリックス不動産投資顧問に委託する。
同施設は、東北自動車道「加須IC」から4km、東武伊勢崎線「加須駅」から徒歩15分の立地。敷地面積5056m2、地上3階建て延床面積8774m2の施設で、2022年初夏の着工、2023年夏の竣工を予定している。
加須市が利根川流域にあり、鯉のぼりが伝統工芸品であることから、外観デザインには川面のきらめきや鯉のうろこをモチーフとして表現する予定だ。
アスコットは保険業や銀行業、投資業を手がける中国平安保険グループの子会社。7月に日本での物流施設開発事業への新規参入を発表しており、2022年9月期から郊外の大型物流施設のハブとなる「ラストワンマイル」の一端を担う中小規模(敷地面積5000m2以上を想定)の物流施設開発を本格始動する。
戦略エリアには、首都圏の東京都心から50km圏内(圏央道エリア)、関西圏の大阪市中心部から30km圏内(内陸・湾岸部)、中部圏の名古屋市中心部から20km圏内(内陸・湾岸部)、九州圏の箱崎ふ頭・福岡空港・鳥栖付近を挙げており、東京・大阪・名古屋・福岡などの大都市圏近郊にフォーカスをあて、交通アクセスの良い立地を厳選し、事業を積極展開していくとしている。