アスコットは5月16日、福岡県小郡市で同社4件目の物流施設「アスコット・プライム・ロジスティクス小郡」を建設すると発表した。
SPC(特定目的会社)を通じて取得した土地1万6766m2に、地上2階建て延床面積2万922m2の倉庫を建設する。
4月に起工式を行い着工しており、2025年夏の竣工を予定している。プロジェクトマネジメント業務とアセットマネジメント業務をecoプロパティ―ズに委託する。
小郡市は福岡市の30km南に位置しており、九州での物流の要衝である佐賀県鳥栖市に隣接した立地。
同物件は、九州北部を横断する大分自動車道「筑後小郡IC」まで1.3km(車で2分)と至近で、同道と九州自動車道、長崎自動車道が交わる「鳥栖JCT」まで6.4km(高速道路で7分)と近接した立地にあり、九州全域への配送を担う物流拠点として機能することが見込まれる。
また、最寄りの「筑後小郡IC」からは「福岡IC」まで33km、「福岡空港」まで31km、「博多港」まで36kmと、陸・海・空のインフラへのアクセス性が高く、幅広い物流ニーズに応えることが可能。
加えて、人口30万人都市の久留米市から通勤圏内にあり、鉄道駅は甘木鉄道甘木線「今隈駅」(徒歩9分)と「松崎駅」(同10分)から徒歩圏に位置することから、スムーズな雇用の確保が期待できる。
アスコットは、現中期経営計画(2023年9月期~2027年9月期)でアセットタイプの拡充を重点施策の1つとし、物流施設の開発にも力を注いでいる。小郡市での物流施設開発は、共同出資により2月に竣工した「小郡ロジスティクスセンター」に次いで2棟目。
■「(仮称)アスコット・プライム・ロジスティクス小郡」開発概要
建設地:福岡県小郡市松崎字六本松
交通:甘木鉄道甘木線「今隈駅」徒歩9分、「松崎駅」徒歩10分
「筑後小郡IC」1.3km、「鳥栖JCT」6.4km
「筑後小郡IC」から「福岡IC」まで33km、「福岡空港」31km、「博多港」36km
敷地面積:1万6766m2(5071坪)
建物用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造・階数:鉄骨造・地上2階建
建築面積:1万487m2(3172坪)
延床面積:2万922m2(6328坪)
竣工:2025年夏(予定)
施工:大高建設