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セイノーHD/出前館と業務提携、デリバリーの日常化目指す

2021年12月23日/SCM・経営

セイノーホールディングスは12月23日、出前館と業務提携契約を締結した。

提携では、セイノーHDのラストワンマイルOPP(オープン・パブリック・プラットフォーム)と、出前館の加盟店向けプラットフォームと全国のデリバリーネットワークとを掛け合わせ、デリバリーの日常化の加速化と、さまざまな社会課題の解決に貢献していくことを目指す。

まずは、提携による第1弾の取り組みとして、リテール領域における協業を開始する。

同協業では、セイノーグループのラストワンマイル網、出前館の加盟店向けプラットフォームと集客・媒体力を強みとする、出店から集客・販促、ラストワンマイル配送までをワンストップで実現する、小売店向けのパッケージを提供。これにより、ネットスーパーやネットコンビニの日用品・食料品のデリバリーを日常的に使えるようにすることで、買い物弱者対策を進める。

両社による今後の取り組みとしては、買い物弱者の解消へ向けて、セイノーHD子会社で買い物弱者解消に取り組むココネットのスパイダーデリバリーによる食品やコンビニエンスストアなどのリテール配送(個人向け配送)の技術・ノウハウと、出前館が持つ全国の配達ネットワークとノウハウを掛け合わせることで、ネットスーパーやネットコンビニの日用品・食料品のデリバリーの展開を加速する。

また、セイノーHD子会社のGENieのクイックデリバリー網と、出前館の加盟店ネットワークを掛け合わせ、地方都市や降雪地域へも配達エリアを拡大し、エリアカバー率を向上。さらに、セイノーHDの進める共同配送やドローン物流を取り入れた新スマート物流「SkyHub」とも連携し、過疎地・中山間地等での物流にも対応する。

働き方の改善に向けては、リテール領域で一般的な「枠配」、クイックデリバリーの特徴である「即配」、セイノーHD子会社のLOCCOの提供するサービス「OCCO」による「置き配」の組み合わせによって、配達網の時間帯による繁閑差を平準化し、アイドルタイムをなくすことで、配達員が一日を通して安定した収入を得られるような働き方を目指す。

そのほか、セイノーHD子会社のリビングプロシードが持つ全国1万人のギグワーカーネットワークによるリアルマーケティングと、出前館が持つデジタルマーケティングの知見を掛け合わせ、デジタルとリアルが融合した、加盟店の収益化を最速で実現するための販促・物流ソリューションを共同で提供する。

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