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鈴与/国交省「グリーン物流パートナーシップ会議」表彰を受賞

2022年01月07日/3PL・物流企業

鈴与は1月7日、サッポログループ物流、中部抵抗器、Mizkan Logitec、三菱電機ロジスティクス、プラスチック製品製造メーカーと実施した、愛知県小牧市・静岡県静岡市の2拠点中継型の共同連携輸送が、国土交通省の「令和3年グリーン物流パートナーシップ会議」で、公共交通・物流政策審議官表彰を受賞したと発表した。

<表彰式の様子。(左から)緒方・Mizkan Logitec取締役、西間木・サッポログループ物流社長、国土交通省の寺田大臣官房公共交通・物流政策審議官、光松・中部抵抗器常務、松山・鈴与取締役、田口・三菱電機ロジスティクス取締役>
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施策は、CO2排出量削減などの環境負荷低減とドライバーの労働環境改善を目的に実施した。荷主5社の貨物を、鈴与の荷台と車体の切り離しが可能なスワップボディ車を活用し、千葉~大阪の中間地点に位置する静岡県静岡市、愛知県小牧市の2拠点で中継輸送を行うことで、500km以上の長距離輸送をなくし、ドライバーが毎日、自宅に帰り休息が取れる運行体制を整えた。

<施策実施前のフロー>
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取り組みでは輸送車両台数削減や実車率向上、作業時間、待機時間の削減を図り、環境負荷低減、ドライバーの労働環境改善を同時に実現したという。

<共同連携輸送の実施後フロー>
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鈴与では荷主5社の運行を連携させることで、CO2排出量が年間で約37
削減の158.2トン、運行効率の向上で93.6%の実車率、車両台数の削減では、年間で約40%削減の増トン車500台の効果を見込んでいる。

<鈴与の運行進捗管理システム「Cargo Navi」>
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同社は、荷主2社とメーカー物流会社3社と連携し、鈴与の運行進捗管理システム「Cargo Navi」で、物流の可視化を行った点、サッポログループのAIを活用した商品需給計画システム「SCPlanningシステム」を使い、貨物量の平準化し、毎日の定期運行を実現した点、中部抵抗器の調達輸送と三菱電機ロジスティクス製品の輸送を組み合わせるなどで空車距離を極限まで削減し実車率を最大化した点が、環境負荷低減と物流生産性向上に貢献をしたと評価され、今回の受賞につながったとしている。

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