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鈴与など11社/異業種連携の「グリーン物流」で国交大臣表彰 

2024年12月25日/3PL・物流企業

鈴与は12月25日、「令和6年度グリーン物流パートナーシップ会議 物流パートナーシップ優良事業者表彰」で、最高位の国土交通大臣表彰を受賞したと発表した。

<表彰式の様子>
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アース製薬、大塚倉庫、加藤産業、岐阜プラスチック工業、久原本家グループ本社、J-オイルミルズ、太陽化学、Mizkan Logitec、ライオン、ロジパルエクスプレスと、計11社での共同受賞。

日用品、飲料、原料素材など異業種複数社と物流事業者が連携した「ケースA」2件と、食品配送の効率化に取り組んだ「ケースB」が、持続可能な物流モデルとして評価された。

<ケースA-1:フェリーを活用した混載輸送>
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鈴与、アース製薬、大塚倉庫、岐阜プラスチック工業、久原本家グループ本社、ライオンが参画したケースでは、九州~関東間の輸送で、複数企業がフェリーを活用して製品を混載輸送。

パレットサイズや積み付け方法を標準化し、段積み用治具で2段積みできるようにすることで、車両台数は年間39台(28.9%)、ドライバー拘束時間は年間250時間(15.4%)削減できた。

<ケースA-2:陸送での混載輸送>
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鈴与、岐阜プラスチック工業、J-オイルミルズ、太陽化学、ロジパルエクスプレスによるケースでも、中部~関東間の輸送で荷物の段積み用治具を導入。

パレットサイズや積み付け方法を標準化し、輸送効率が向上したほか、出荷スケジュールを調整して定期往復輸送を実現した。

ドライバー拘束時間は年間688時間(17.6%)、車両台数は年間171台(31.7%)削減できた。

<ケースB:食品配送の効率化>
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鈴与、加藤産業、久原本家グループ本社、Mizkan Logitecのケースでは、神奈川県厚木市に食品専用の物流拠点を設置し、各荷主企業から物流拠点までの幹線輸送の効率化と、複数の食品メーカーによる共同配送を開始。

食品専用車両を活用し、効率的な輸送を実現した。事前出荷通知により納品作業が効率化でき、ドライバーの拘束時間は年間1万916時間(27.9%)、車両台数は年間1392台(26.9%)削減できた。

こうした取り組みによって、各ケースともCO2削減につながっている。

国交省・経産省/物流パートナーシップ優良事業者を決定、鈴与などに大臣賞

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