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アルフレッサ/茨城県つくば市にグループ最大の物流拠点

2022年02月16日/物流施設

アルフレッサ ホールディングスは2月16日、子会社のアルフレッサが茨城県つくば市に医療用医薬品の物流拠点「つくば物流センター」を建設すると発表した。

<「つくば物流センター」完成イメージ>
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「つくば物流センター」はアルフレッサグループ最大の物流拠点で、総額246億円を投じて建設する。敷地面積は4万5000m2、延床面積は4万7000m2で、2月に着工しており、2024年5月の稼働開始を予定している。

常磐自動車道と圏央道の交差するポイントに位置し、茨城県・栃木県・千葉県の全域に加え、埼玉県・東京都の一部をカバー。保管能力は最大2万5000品目で、デパレタイズロボットやクロスベルトソーターなどの最新設備を導入し、高い作業の生産性と出荷精度を実現する。

また、建物全体に免震構造を採用し、72時間稼働する大型非常用電源や受水槽設備を設置するなど、災害時でも持続可能なセンターを実現する。

そのほか、全ての入出荷口にドックシェルターや二重シャッターを設置、空調設備のバックアップ機能や防虫・防鼠対策などにも取り組み、GDPガイドラインに準拠した品質管理体制を構築。

さらには、出荷先での対面検品が不要な「パッケージ納品」 による医薬品配送を提供するほか、超低温での保管が必要な再生医療製品専用の保管庫を設置し、今後見込まれる市場の拡大に対応する。特殊管理品の流通管理プラットフォーム「NOVUMN(ノヴァム)」に対応した設備も備える。

アルフレッサグループは、2021年度までの中期経営計画で、医療用医薬品等卸売事業の重点施策としてグループ物流の「高度化」「効率化」「標準化」を推進しており、つくば物流センターの建設はその一環。最新鋭拠点の稼働で、関東エリアにおける医薬品物流のさらなる高度化と効率化を図る。

■アルフレッサつくば物流センター 概要
建設地:茨城県つくば市上横場2143
敷地面積:4万5171m2
建築面積:1万8640m2
延床面積:4万6921m2
構造:鉄骨造3階建
保管品目:最大2万5000品目
投資額:246億円(土地、建物、設備、備品等)
着工:2022年2月
稼働開始:2024年5月(予定)

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