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​DNP、トーハン/製造物流の最適化へ配本センターを統合

2022年03月10日/物流施設

大日本印刷(DNP)は3月10日、トーハンと取り組む出版流通改革(出版DX)の一環として、東京都北区にあるDNP書籍流通センター(赤羽SRC)を埼玉県桶川市にあるトーハン桶川センター内へ移設統合し、「桶川書籍流通センター(桶川SRC)」とすると発表した。

<DNP赤羽SRC>
20220310dnp - ​DNP、トーハン/製造物流の最適化へ配本センターを統合

<トーハン桶川センター>
20220310dnp1 520x324 - ​DNP、トーハン/製造物流の最適化へ配本センターを統合

桶川SRCは2022年10月に稼働予定。移設は順次進め、2023年1月に完了を予定している。

桶川SRCでは、同センターを活用する書店からの注文に対し、在庫と在庫データを連携する出版社倉庫の在庫から迅速な出荷を行い、さらにPOD(プリント・オン・デマンド)製造による品切れのない出荷を行う。「商品供給リードタイム」と「出荷可能なラインナップ」の両面から可能な限りマーケットの需要に応えることで、読者が読みたい本を読みたいときに入手できる環境を整備する。

両社の試算では、桶川SRCの稼働によって出版社倉庫からの取り寄せも含む全ての注文品の平均リードタイムを2日間短縮できるほか、出版社在庫をデータ連携することで取り寄せ品も一週間以内に書店へ納品できるなどの効果が確認されている。

大日本印刷とトーハンは、2021年から全面的に提携し、「製造物流改革」「情報流通改革」「商流改革」「販促改革」の4つの観点で出版流通改革に取り組んでおり、今回の取り組みは「製造物流改革」の一環。

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