トーハンは7月22日、コンビニエンスストアへの雑誌配送に関する報道記事の一部において、事実と異なる点があるとして、その事実関係を明らかにした。
まず、トーハンはこの2社と2025年3月から取引を開始することで合意している。現在ファミリーマートおよびローソンと取引関係にある他の出版取次会社の撤退表明を受けたため、トーハンとしてできうる限りの受け入れ態勢を検討した上で、同社が取引開始時点においては、配送可能店舗数がファミリーマートおよびローソンでそれぞれ1万店程度となることについても、各社と真摯な協議を重ねた上で相互に確認している。
ファミリーマートとローソンから同社が取引開始の申込を受けた際に、2社合計3万店をすべて引き継ぐことで合意したという事実はないとしている。
そのことから、残り1万店に対し配送できなくなることに関して、一部の記事で同社の一方的な判断で雑誌配送を打ち切るような記述がみられるがそれは事実ではないと否定している。
配送可能店舗数を各社1万店程度とせざるを得ない要因は、新築拠点も含めて対応可能な物流センターのキャパシティによるものであり、これも一部の報道で言及された「物流の2024年問題」と直結するものではないと考えているともしている。
現在、ファミリーマートおよびローソンの、個々の店舗に対する2025年3月以降の雑誌配送については、各チェーン本部と加盟店との間で個別に協議中とのことだ。
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