JX金属は3月16日、茨城県ひたちなか市で約24万m2の新工場建設用地を取得したと発表した。
設備投資の詳細は今後決定するが、投資額は現時点で2000億円規模になる見込みで、同社による先端素材分野への投資としては過去最大規模となる。
新工場は、半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔・高機能銅合金条といった既存成長分野に加え、「6G」時代における光通信の大幅な増加で飛躍的な成長が見込まれる結晶材料など、先端素材関連の新規事業を担うグループの新たな中核拠点としていく予定で、2025年度初頭から順次操業を開始する計画だ。
今回取得した用地は、茨城県の中央部、ひたちなか市に位置しており、同社の日立事業所や磯原工場から距離が近く、本社へのアクセスも良好であるため、これら拠点との一体運営が可能。今後は、これらの拠点間で連携をさらに強化するとともに、茨城県内に本社機能を一部移転することも検討している。
■新工場 概要
建設地:茨城県ひたちなか市新光町
敷地面積:約24万m2
製造品目(検討中):半導体用スパッタリングターゲット、圧延銅箔、高機能銅合金条、結晶材料
従業員数(予定):500名以上
稼働開始(予定):2025年度以降順次
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