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一蘭/千葉市誉田町に新工場が完成、7月から本格稼働

2022年04月11日/生産

天然とんこつラーメン専門店の一蘭は4月8日、千葉市誉田町に新工場「一蘭の森緑」が完成し、7月から本格稼働すると発表した。

<一蘭の森緑>
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工場部門の運営は関連企業の有限会社一蘭が行う。新工場では、指定の場所まで自動で運搬する無人フォークリフトを導入。オートメーション化を進めて生産性と安全性を向上させる。

<ドッグシェルター>
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また、トラック荷台と工場搬入口の隙間を埋めるドッグシェルターを4カ所に完備。密閉することで、外気の影響を受けることなく、適切な温度管理で荷物の搬出入作業を可能にするとともに、雨風、ちり、ほこり、害虫などが建物内に入ることを防ぐようにした。

<製麺室>
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自社での微生物検査も導入した。検査結果は即判別することができるため、徹底した衛生管理につながるという。検査は、食材を始め、工場内設備、製造器具の洗浄精度、従業員の手指消毒の精度など、高頻度で細やかな環境検査ができるとしている。

さらに、各エリアの区域分けを実施。同社は味を守る観点から、従業員が担当外の製造エリアに立ち入ることを禁止している。

<事務所>
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また、衛生対策・感染症対策として、クリーン度が求められる度合いによってゾーンを区分けするほか、製造担当者が交差しないような動線を確立。不要な接触を減らすため、工場内だけでなく事務所エリアも区分けした。

7月には、現時点の東日本エリアの生産拠点の横浜工場(横浜市都筑区)から工場機能を一蘭の森緑に完全移転する。

一蘭では、緑区誉田町が自然環境に恵まれていることから、安心安全なラーメン提供に取り組む同社にとって魅力的な地域という。

また、交通の利便性が高く、東日本各地への食材納品の効率化につながることを新工場設立の理由の1つに挙げている。加えて、新工場を通じて生産能力向上に加え、品質管理や衛生管理の高機能化が実現できるとしている。

■一蘭の森緑 概要
所在地:千葉県千葉市緑区誉田町2-28-3(工業団地「ネクストコア千葉誉田」内)
階数・構造:地上2階・鉄筋造(一部鉄筋コンクリート造)
面積:敷地面積:2万4676m2、延床面積:6517m2、建築面積:5154m2
造量:麺5万食、チャーシュー6万6000食、スープ5万食
食材納品地域:北海道から静岡県までの東日本エリア
(今後は中部地方全域が対象となる予定)
工期:2021年3月29日~2022年4月7日
竣工式:2022年4月9日
本格稼働:2022年7月1日

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