沼尻産業と伊藤忠ロジスティクスは4月14日、茨城県つくば市に両社で共同建設した医薬品専用物流拠点「つくば医薬品物流センター／つくばメディカルロジスティクスセンター（TMLC）」を5月から本格稼働させると発表した。
＜外観＞
＜内観＞
同センターは、常磐自動車道「谷田部IC」から5km、圏央道「つくば牛久IC」から3kmに位置し、成田空港を含めた関東の各拠点へのアクセス性の高い立地。
敷地面積3万6014m2、倉庫面積6450m2、顧客の貨物特性に合わせて常温・定温・保冷・冷凍の4温度帯を保有し、入出荷バースはドックシェルターを完備している。
環境対策として全館LED照明、人感センサー、屋根全面と敷地内に出力1.266MWの太陽光発電設備を設置。また、A重油を燃料とした出力350KVA、72時間稼働が可能な大型非常用発電機を設置し、災害時でも継続的に医薬品を供給できる体制を整えた。さらに、医薬品専用ならではの厳格な温度管理などが求められる「GDPガイドライン」に準拠した管理体制・品質管理を整備している。
事務所棟は従業員の労働環境に着目し、倉庫内のアメニティを充実、多様な設備を完備しており、共用部にはカフェテリア風のリフレッシュスペースなども設置している。
■ 「つくば医薬品物流センター／TMLC」概要
所在地：茨城県つくば市高野台2-1
敷地面積：3万6014m2
倉庫部分：6450m2
事務所部分：678m2
構造：鉄骨造平屋建
着工：2021年4月
竣工：2021年12月
稼働開始：2022年5月
