Logpose Technologiesは5月9日、マイクロソフトコーポレーションが提供する、 スタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたと発表した。
Microsoft for Startupsの採択を受け、自動配車アルゴリズムの開発環境において、マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「Azure」を活用する予定。
「AI自動配車アシスタント LOG」は、運送会社が日々行っている配車管理・配送計画作成業務をAIで自動化するシステム。ドライバーの勤怠や配送時間指定、車格指定といった複雑な制約条件を加味した配車組みを、数十秒~数分程度で最適に出力することができる。
さらに、近くの車両と配送先をマッチングさせるアルゴリズムを搭載していることから、複数拠点に跨る複雑な配車計画も一括で作成することが可能。これらにより、最適な配車組みによる「利益率の向上」、属人的な配車計画作成業務の「標準化」をAIが実現する。
Logposeは、「世界中の荷物情報を整理し、流通を最適化する」をミッションに掲げ、「最後の暗黒大陸」と言われた難易度が高く、膨大なデータがある物流業界のDXに挑戦する。
その第一弾としてAIを活用した最適化アルゴリズムである「LOG Algorithm」を開発してきた。2021年6月より「LOG Algorithm」を活用して複数の運送会社との実証実験期間を経て、2021年12月にLOGアルゴリズムを搭載した運送会社向けSaaS「AI自動配車アシスタント LOG」を提供開始している。
今後、「LOG Algorithm」及び「AI自動配車アシスタント LOG」をさらに進化させることで、AI・ビッグデータの力で物流業界全体の最適化を目指していくとしている。