いすゞ自動車は6月6日、「大型LNGトラックの量産車開発」による環境負荷低減への取り組みが評価され、日本物流団体連合会が主催する、第23回物流環境大賞で「日本物流記者会賞」を受賞したと発表した。
<ギガLNG車>
LNGを燃料とする、国内商用車メーカー初の量産型大型トラックの「ギガLNG車」は、ディーゼル車と比較して、都市間輸送時のCO2排出量を約10%削減し、環境負荷低減に貢献。また、液化燃料であるLNGは、ディーゼル車とほぼ同等の時間で充填が可能。さらに、燃料の搭載効率も良いことから、1充填あたり1000km超の航続距離を実現している。
いすゞは、これまで約30年にわたって、エネルギーセキュリティおよび環境負荷低減の観点から、天然ガス自動車の開発と普及促進に取り組んできた。LNGの優れた環境性能と、これまでと同等の使い勝手を有する「ギガLNG車」を、カーボンニュートラル社会への移行期における選択肢の一つと考えている。
今回の受賞は、これらの取り組みにより、環境負荷の低減へ貢献したことが評価されたもの、としている。