上組は7月７日、東京都江東区の東京港中央防波堤内側埋立地に建設を進めていた「上組東京多目的物流センター2号棟」を竣工したと発表した。
＜上組東京多目的物流センター2号棟（写真左側建物） 外観＞
首都圏における輸入青果物や穀物、食品等の定温貨物の取扱いが増大しており、今後も需要拡大が見込まれることから、安定的なサービス提供の実現に向け新倉庫を建設したもの。
新倉庫はフラットスラブ工法を採用し定温空調設備を機能的に配備することで、倉庫内の冷気が安定的に循環し、定温貨物を最適な状態で保管するとともに、迅速で効率的なオペレーションを可能とする貨物搬送機器の設置により、高品質な物流サービスを実現する構造だ。
加えて、隣接する既存の「上組東京多目的物流センター」との一体運営により、青果物を中心とした定温貨物の取扱いを強化するとともに、高効率な作業体制の確立を図る。
また、事業活動での環境負荷軽減のため、屋上に自家消費型太陽光パネルを設置している。
■概要
名称：上組東京多目的物流センター2号棟
所在地：東京都江東区海の森一丁目3-4
竣工：2022年6月30日
延床面積：2万4828m2
敷地面積：6万9463m2
構造：鉄筋コンクリート造 5階建
主要設備：垂直搬送機 6基
貨物用エレベーター 1基
太陽光発電量：317kwh
