デカルト・データマインは7月11日、アジア発米国向け(往航)6月分と、米国発アジア向け(復航)5月分のコンテナ輸送量実績データを発表した。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 6月>
それによると、6月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は171万8483TEU(前年同月比4.0%増)で、単月過去最多、24か月連続でのプラスとなった。
台湾発(21.4%減)と香港発(21.5%減)が大きく減少するも、1位の中国発が6.6%増と回復したのに加え、ベトナム(12.6%増)、インド(11.2%増)、タイ(12.4%増)も2桁増となり、全体を押し上げた。
中国発の動きを見ると、ロックダウンの影響は上海港が33.0%減となるも、塩田港(30.0%増)や寧波港(10.1%増)などでは増加し、主要港上位6港では1.1%増となっている。
品目別の輸送量では、1位の家具類(9.9%減)や2位の機械類(1.9%減)、8位のゴム製品(タイヤ)(7.2%減)がマイナスとなるも、その他の上位品目がプラスとなり、上位10品目合計は前年を上回った。
<米国発アジア10か国・地域向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 5月>
一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース)の5月分は、51万2546TEU(5.4%減)となった。
3位のインド向けが22.8%増となった以外は、全ての主要国・地域向けが減少し、11か月連続のマイナスとなった。
上位10品目の輸送量を見ると、1位のパルプ・古紙(1.8%減)、4位の木材(23.4%減)など減少している品目が多く、上位10品目合計もマイナスとなっている。
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