LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





東芝SBSロジ/物流環境大賞「サステナブル活動賞」と「特別賞」

2022年07月14日/CSR

SBS東芝ロジスティクスは7月14日、日本物流団体連合会が主催する「第23回物流環境大賞」で、「サステナブル活動賞」と「特別賞」を受賞したと発表した。

物流環境大賞は、物流における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図ることを目的とし、2000 年から行われている表彰制度。同社は、環境保全に資する優れた取組みにより、サステナブルな社会の実現に貢献し優れた改善事例に贈られる「サステナブル活動賞」1件と、環境保全のため物流の健全な発展に貢献した事業者に贈られる「特別賞」4件、併せて5件受賞した。

<右から:東芝電池事業部 志水氏、日本物流団体連合会 池田会長、同社物流改革推進部 秋元氏>
20220714Tosibasbs1 520x346 - 東芝SBSロジ/物流環境大賞「サステナブル活動賞」と「特別賞」

サステナブル活動賞(物流改革推進部)の受賞テーマは「コンテナ本数削減・積載効率向上のための製品開発まで遡った連携改善取組み」。

同件は、製品の包装設計を見直し、コンテナ積載効率の向上によりCO2削減を実現したもの。荷主である東芝と製品設計・営業・包装設計の部門が連携し、製品サイズを海上コンテナ・パレットサイズに合わせて最適化、更に同改善に対応するよう、最終顧客の製造工程の変更を提案・折衝を行った結果、輸送コンテナ積載量の大幅なアップを可能にし、輸送時のCO2削減による環境負荷低減を実現した。

<左から、日本物流団体連合会 池田会長、同社物流改革推進部 近藤氏>
20220714Tosibasbs2 520x347 - 東芝SBSロジ/物流環境大賞「サステナブル活動賞」と「特別賞」

特別賞は4部門で受賞。1.「共配運送の効率化による車両台数の削減(輸送CO2排出量の削減)」(事業戦略・改革部)では従来、配送担当者の経験によって補っていた自動配車計画に、各荷主の異なる商流情報を集約する一つのデータベースを構築することで、自動配車システムを最適化し積載率向上を実現。

2.「上海発香港向けモーダルシフトによる輸送CO2排出量の削減」(電子デバイスロジ部)では、上海から香港へのトランジスタ・IC製品の輸送について、トラック輸送から鉄道輸送へ転換し、輸送CO2排出量の削減を実現した。

3.「棚搬送ロボットシステムと太陽光発電設備を導入し、荷役生産性向上と省エネ化の実現」(北関東支店)では、同社拠点に棚搬送ロボット(AGV)20台、ワーキングステーション5基と太陽光発電設備を導入し、環境負荷低減および作業負担軽減を実現した。

さらに、4.「中重量物の電機製品のSDGs視点での包装3R改善活動」(三重ロジセンター、府中ロジセンター)では、SDGs視点での輸送時の梱包形態の改善を進め、梱包材のReduce、Reuse、Recycleを実現したことにより受賞に至った。

同社は今後も、日々の改善活動を継続的に行い、更なる環境負荷低減を目指していくとしている。

関連記事

CSRに関する最新ニュース

最新ニュース