アイリスオーヤマは7月20日、角田I.T.P.(宮城県角田市)内に建設していた新倉庫を竣工し、稼働開始したと発表した。
<角田I.T.P.新倉庫>
新倉庫の稼働により、角田I.T.P.の保管能力は約2.7倍(2022年7月20日時点、自動倉庫、平置倉庫含む)に増加し、拡大する大型家電の物流量に的確に対応する。
また、新倉庫は「平置倉庫」となっており、小型の物品の保管に適した自動倉庫と比較して、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなど様々な形状の大型家電を効率よく保管・運搬できるため、円滑な物流体制を構築できる。
近年同社では、冷蔵庫や洗濯機、エアコンといった大型家電の販売が好調に推移、2020年以降、長期化する新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、インターネットサイトでの売上も拡大している。これに伴い、倉庫の保管能力と商品発送を速やかに行う物流力の強化が急務となっていた。
同社は今後も、大型家電事業強化による物流の増加に対応できるシームレスな物流体制を実現していくとしている。
■角田I.T.P.新倉庫概要
所在地:宮城県角田市小坂上小坂1番
総投資額:約40億円
敷地面積:34万8767m2(既存の敷地内のため、角田I.T.P.全体の敷地面積を記載)
建物総面積:3万7500m2
工事着工:2021年9月
稼働予定:2022年7月20日
新倉庫保管アイテム:大型家電、小型家電、生活用品など