ZMPは7月21日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」をベースに、運搬者が搭乗・操作できる機能に特化した新製品「CarriRo Ride(キャリロ・ライド)」を発表した。
<CarriRo Ride(キャリロ・ライド)>
同社が提供する「CarriRoシリーズ」は、現在300社以上の企業に利用されており、自律移動をメイン機能として普及している。
新たに発表されたCarriRo Rideの特徴は、従来のCarriRoの搬送能力を活用しながら、運搬者自身がCarriRoに搭乗し、直観的に操作できる機能。手元のジョイスティックを操作することでスムーズに走行でき、力を要さずに重量物を運搬できる。
<ジョイスティック>
<坂道の走行>
屋外走行に適したタイヤを採用し、5㎝の段差や10度程度の傾斜も走行可能。工場や倉庫など屋内だけでなく、一般公道での配達業務への活用も期待されている。さらに、その場での旋回や、狭いエリアでの小回り走行もできる。
<5センチの段差の乗り越え>
使用については、工場や倉庫内外の荷物移頻繁な搬入・搬出作業を要する倉庫業務や引っ越し等の住宅環境での搬出入作業、段差や坂道など多様な環境での台車作業、トラックの駐車場所である公道からの運び込みなど、幅広い用途を想定。
なお、公道走行については、今年度の道路交通法改正の施行に基づく「移動用小型車(搭乗用移動支援ロボット)」での走行実現を目指す。
■製品仕様
寸法:幅618mm×奥行1264mm×高さ1104mm
本体重量:40kg
積載重量:150kg(積載物、搭乗者併せた総重量)
走行速度:最大時速 6km/h
充電/稼働時間3時間充電/8時間稼働(利用環境・頻度等により異なる)
主な機能:ジョイスティックによる電動走行
<CarriRo Ride(キャリロ・ライド)動画>