全日本トラック協会は7月25日、「女性トラックドライバー採用成功事例集」を作成し、ホームページ上で公開した。
＜女性トラックドライバー採用成功事例集の表紙＞
これは「女性トラックドライバー採用」について、事業内容・会社特性に応じて取り組む中小トラック運送事業者向け人材確保対策のヒントととして、作成したもの。
それによると、「はじめに」で、トラック運送事業を含む自動車運送事業は、中高年層の男性労働力に強く依存しており、2021年においては、40歳未満の若い就業者が全体に占める割合は約24％である一方、40歳以上50歳未満が 約30％、そして50歳以上が 約45％を占めるなど、高齢化が進んでおり、将来的に深刻なドライバー不足に陥ることが強く懸念されている、と現状分析。
さらに、その中でも女性の比率については、就業者全体で20.1％、輸送・機械運転従事者では3.6％と、非常に低い状況にある、としている。
そこで、女性ドライバーを筆頭としたトラックドライバーの確保を自社の優先課題として捉えて様々な取り組みを行い、その結果、多様な人材の採用・定着に成功している会員事業者の事例を紹介するものとしている。また、併せて、女性ドライバーをはじめとした人材の確保に役立
つ、助成制度や支援ツール、認証制度等についても案内している。
事例には、ツカサ（ 石川県 ) 、山栄物資運輸（岐阜県）、北海道商事（ 北海道） 、武山商運（宮城県）、カロカ急配（滋賀県）のケーススタディが掲載されている。
■女性トラックドライバー採用成功事例集
https://jta.or.jp/pdf/kohotruck/joseidriver_jirei.pdf
