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ヤマト運輸、JR九州/福岡の人気ベーカリーと即日配送で連携

2022年08月17日/3PL・物流企業

ヤマト運輸は8月17日、福岡県のDCSが運営するベーカリー「パンストック」が当日の朝焼いたパンを、JR九州との連携によりその日のうちに熊本駅・鹿児島中央駅・長崎駅・大分駅近辺の地区へ個別配送(宅配)するサービスを9月1日に実施すると発表した。

新幹線や特急列車の速さを活かすことで、遠方に住む顧客にも、焼き上がりの美味しいパンを冷凍することなく当日中に届けることが可能となる。

<焼き立てパンを即日宅配>
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「パンストック」は、福岡市東区箱崎に本店を構える人気ベーカリー。ネット通販も常時実施しているが、従来のトラックによる宅配サービスでは発送できるパンの種類に限りがあり、かつ冷蔵での配送が中心で、「当日焼きたて」の美味しさが伝わる遠方輸送は今回が初めて。

<新サービス「夜にパンストックを。便」>
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新サービスの名称は「夜にパンストックを。便」。内容は「めんたいフランス(2本)」「プレミアムキビック(クリームパン)」など初の遠方発送商品を含む、計13点のパン詰め合わせセット。

「めんたいフランス」はパンストックの看板商品で、日持ちせず冷凍でも発送はしていないため、通常は店頭でのみ販売されている。販売数量は、限定30セット(販売期間終了後、応募が30セット超の場合は抽選)。販売価格は5400円(税込・送料およびヤマト運輸のコレクト手数料を含む)。販売期間は、8月17日午後5時~8月24日午前9時、配送日は、9月1日となっている。

<輸送方法・輸送フロー>
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輸送方法はまず、パンストック箱崎本店~博多駅でトラック輸送(ヤマト運輸)。その後、博多駅~熊本駅・鹿児島中央駅・長崎駅・大分駅は九州新幹線さくら・つばめ、特急かもめ・ソニックで、JR九州がヤマト運輸からの委託を受け輸送。各駅~配達先まではトラック輸送(ヤマト運輸)となっている。

従来の宅配では翌日着だが、同サービスでは当日中、約5時間(最短)での配送が可能となり、輸送リードタイムは約11時間以上の短縮となる。

九州では生鮮品の生産量が多く、そのうち野菜の約4割、果物の約3割が九州内へ出荷されている。生鮮品はスピード輸送が求められることから、ヤマト運輸とJR九州の両社は連携し、旅客列車での輸送事業に取り組んできた。今回は、JR九州の新幹線や特急列車での貨客混載による荷物輸送と、ヤマト運輸の配送商品を組み合わせた九州域内での「即日輸送」の検証を行うにあたり、DCSと連携することとなった。

■配送エリア
https://www.yamato-hd.co.jp/news/attachment/newsrelease_20220817_1.pdf

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