東急不動産は10月3日、西松建設、九州旅客鉄道と構成する共同企業体として、粕屋町仲原東土地区画整理事業準備委員会及び志免（しめ）町別府土地区画整理事業準備委員会との間で、業務代行予定者基本協定を締結し、（仮称）粕屋町仲原東・志免町別府土地区画整理事業の業務代行予定者に選定されたと発表した。
＜提案段階の予定のイメージパースだが、青い太陽光パネルを設置した物流施設等も描かれている＞
この事業は、福岡県糟屋郡粕屋町の主要地方道沿いにおいて、福岡空港・博多駅・福岡IC・博多港などの主要施設から30分以内のアクセスという優位な立地特性を活かし、持続可能なまちづくりを目指した土地区画整理事業。かねてより両準備委員会で、民間業者のノウハウ、資金等を活用して円滑に推進し、良好な市街地の整備・改善及び組合事業を効率よく確実に推進するべく、業務代行方式の導入が検討されてきた。
共同企業体の応募提案内容としては、「FUKUOKA Future Cross City ～多彩な魅力の掛け合わせから新しい価値の創造を～」を事業コンセプトに、賑わい施設、商業、住宅、産業、農業の融合による魅力にあふれた新しい価値を生み出す街の創出を予定している。この産業の中には当然物流施設も含まれる予定だ。
再生可能エネルギーと先進テクノロジーを軸としたエリアマネジメントによる常に進化し続ける高付加価値な街の創造、コンテンツの融合により一歩先の魅力を生み出す街の実現を目指す計画を提案している。
＜位置図＞
■計画概要
地区名称：粕屋町仲原東地区及び志免町別府地区
所在地：福岡県糟屋郡粕屋町大字仲原 1581-1 他
開発手法：土地区画整理事業（組合施行）
施行者：粕屋町仲原東土地区画整理組合、志免町別府土地区画整理組合（予定）
地区面積（事業検討区域）：約 32.2ha 粕屋町仲原東地区（約 28.3ha） 志免町別府地区（約 3.9ha）
地権者数：約120名
東急不動産／製造業の国内回帰・サプライチェーン強靭化で産業まちづくり事業推進
