近鉄エクスプレスは8月25日、同社株式が同26日をもって東京証券取引所から上場廃止になると発表した。
近鉄エクスプレスの株式は、近鉄グループホールディングスが実施した公開買付けにより、現在、全体の92.12％を近鉄グループホールディングスが所有。同社は近鉄エクスプレスの会社法に定める特別支配株主となっている。
近鉄グループホールディングスは、近鉄エクスプレスの残る株式についても全てを取得し、同社を完全子会社化するため、同社の株主全員に対し、所有する同社株式の全てを近鉄グループホールディングスに売り渡す旨の請求を行うことを7月21日に決定。
これを受けて、近鉄エクスプレスは同日開催の取締役会で近鉄グループホールディングスによる同請求を承認する旨を決議。この承認をもって、近鉄エクスプレス株式は東京証券取引所の上場廃止基準に該当することになり、8月25日まで整理銘柄に指定された後、同26日をもって上場廃止となることが決定していた。
