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ラサール/オポチュニスティック・ファンドで22億ドル超を調達

2022年09月08日/SCM・経営

ラサール インベストメント マネージメント インク(ラサール)は9月8日、LaSalle Asia Opportunity VI(LAO VI)の募集において、当初の設定目標15億ドルを超え、私募ファンドおよび共同投資プログラムも含めて22億ドルを上回る資金を調達したと発表した。

国際的な機関投資家から確保した運用資金は、70億ドル超の投資資金に相当する。

LAO VI は、ラサールがアジア太平洋地域に対して設定したクローズドエンド型オポチュニスティック・ファンドの第6号。LAO VIは先行ファンドのアプローチを踏襲し、オーストラリア、中国、香港、日本、韓国、シンガポールを含むアジア太平洋地域の主要市場における不動産アセットの再構築と再開発を通じて、割安で、付加価値を創出できるアセットから利益を上げることを目指しており、これまでのところ運用資金の約25%を多角的なポートフォリオに投資している。

オポチュニスティック・ファンドとは、プライベートファンド(私募ファンド)の一種で、投資家から集めた資金を運用者が運用して、投資家に還元する元本無保証のファンドのうち、投資対象が限定されていない、高リスクのもの。

LaSalle Asia Opportunity Fundシリーズは、現時点で130億ドル以上のアセットに投資している。同シリーズのファンドが過去10年で獲得したアセット・リターンの平均は、目標とする手数料控除後の内部収益率18%を上回っている。

ラサールのアジア太平洋地域CEO兼日本法人、ラサール不動産投資顧問のキース藤井社長は、「LaSalle Asia Opportunity Fund シリーズは投資家に対して、健全な市場ファンダメンタルズを備えた地域へのアクセスと、さまざまな市場サイクルがもたらすリスク・リターン分散化の機会を提供している。それらはラサールが2000年から培ってきたアジア太平洋地域プラットフォームの豊富なノウハウと経験に裏打ちされている」と述べている。

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