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成田国際空港/実証製造国産SAFがハイドラントシステムで導入

2022年09月09日/IT・機器

成田国際空港は9月9日、サステナブルNRT2050に基づくSAF(Sustainable Aviation Fuel)(持続可能な航空燃料)の受入体制の整備の一環として、新たに第2給油センターに陸上搬入施設が完成したと発表した。

<陸上搬入施設>
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<陸上搬入路イメージ図>
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この施設を利用して、9 月 16 日にユーグレナより、実証製造された国産 SAF「サステオ」が搬入される予定。国内で実証製造されたSAFがハイドラントシステムにより航空機へ供給されることは、国内初の取り組みとなる。

ハイドラントシステムとは、航空機燃料をタンクから地下配管により、エプロン上の各スポットにある給油口まで送油し、サービサー(給油車)により航空機に給油するシステム。安全、迅速に多量の燃料を給油できる利点がある。

国産SAFは未だ商業段階の製造に至っておらず、国内で様々な企業がSAF 製造の実証試験に取り組んでいる。日本では、2030年までに本邦エアラインの使用する燃料のうち10%をSAFに置き換えることが目標として掲げられている。SAFの普及促進のためには、国際競争力のある国産SAFの開発・製造が推進されると同時に、SAFを活用するためのサプライチェーンを構築することが重要になる。

今後の予定では、第2給油センターに搬入(2022年9月16日)、成田空港において航空機に搭載(2022年9月下旬)となっている。

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