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商船三井/船舶の「離着岸支援システム」の製品化トライアル

2022年09月16日/IT・機器

商船三井とフェリーさんふらわあは9月16日、フェリーさんふらわあが保有・運航する大型カーフェリー「さんふらわあごーるど」(航路:神戸ー大分間)にて、古野電気が開発中の、「離着岸支援システム」のトライアルユースを行うと発表した。

<さんふらわあごーるど>
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「離着岸支援システム」とは、LiDAR(ライダー)・サテライトコンパスで得た情報から岸壁と船体の正確な距離・角度を計測し、結果を複数画面で視覚表示する、離着桟支援装置。従来乗組員が経験に基づいて目視で行っていた離着岸作業の安全性と効率向上を目的として開発されたシステムだ。

トライアルユースでは、システム画面構成の見易さ(乗組員がシステム画面を見て、表示された計測結果を容易に理解できるか)など使い勝手の検証を行う。また、船長を始めとする乗組員との意見交換を行う事で、乗組員の視点に立った安全性も加味したシステム開発・製品化を目指す。

商船三井グループは、事故リスクの軽減につながる技術やシステムの開発・導入を継続して行い、グループおよび海運業界全体の安全水準向上に貢献していくとしている。

■概要
トライアル期間:2022年9月~2023年3月
トライアル船:さんふらわあごーるど(神戸ー大分間)
総トン数:1万1178トン / 全長:165.5m / 全幅:27.0m
旅客定員:716名 /車両搭載数:トラック147台・乗用車75台

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