近鉄エクスプレスは9月28日、ルフトハンザカーゴAGと持続可能な航空燃料（SAF）の使用に関する契約を締結したと発表した。
同契約では、発地空港から着地空港までの飛行で航空機から排出されるCO2（Tank To Wheel）をSAF使用により、またSAF生産から発地空港までの輸送で排出されるCO2 (Well To Tank）をオフセット・プログラムにより、結果として100％カーボン・ニュートラルでの輸送を実現する。これは、同社最大のCO2排出量（スコープ3）削減に直接つながるもの。
同社の鳥居社長は、「世界各地で気候変動の影響が明白かつ深刻になりつつある今、ライト・アセット型の業態である当社にとり、スコープ3の温室効果ガス排出削減に努めることは、地球温暖化対策として非常に重要であると認識している。SAFの使用は、現在その最も効果的な手段であり、永年のビジネス・パートナーであるルフトハンザカーゴAGと持続可能な社会の実現に向けて、共に歩み始めることを大変光栄に思う」と述べている。
同社は、今後もさまざまな環境への取り組みを進め、低炭素社会の実現に貢献していくとしている。
