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SGHD/ロシア・リスク低減で、日立物流株式の一部を売却

2022年10月13日/SCM・経営

SGホールディングスは10月13日、同社が保有する日立物流株式の一部を売却したと発表した。

同社及び佐川急便は、2016年3月30日付で日立物流との間で資本業務提携契約を締結しており、この資本業務提携に基づき、同社は日立物流の普通株式を保有している。保有水準については、日立物流との資本関係の見直しに伴い、2020年9月、2021年4月、2022年7月の過去3回にわたり、引き下げを行った。

一方で、日立物流株式については、Kohlberg Kravis Roberts & Co. L.P.によって間接的に保有・運営されているHTSKが、2022年4月28日付で、2022 年9月下旬を目途に日立物流の普通株式に対する公開買付けを開始することを目指す旨が公表された。その後、2022年9月29日付で、この公開買付の開始時期について、2022年11月上旬に延期する旨が公表された。

また、このニュースリリースでは、公開買付の開始のために必要なプロセスである国内外の競争法並びに国内外の対内直接投資に係る法令に基づく必要な手続き等のうち、ロシアに関して必要な手続き等について引き続き対応を行っている旨、言及されている。

このような状況を踏まえ、今後もこの公開買付の遅延等による日立物流株式の価格変動が、同社の財政状態・経営成績等に一定の影響を与えることも想定されることから、そのようなリスクを低減することを目的に、今般、保有する日立物流株式の一部を売却したもの。

取引の内容は、同社が保有する日立物流株式110万株(発行済株式総数比(自己株式を除く)1.3%)について市場外取引で売却した。

今後の提携関係では、両社は引き続き提携関係を継続し、事業活動のシナジー創出に向け営業活動の連携、拠点・車両のシェアリングによるインフラの共有化等により協業を推進していくことで両社の事業成長を目指していくとしている。

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