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ロジスティード/海外事業強化・拡大、4つの地域で攻勢

2023年05月16日/決算

ロジスティードは5月16日、2022年度(2023年3月期)の決算説明資料を発表し、併せて同社グループが中長期的に目指す姿を明らかにした。

<ロジスティードが中長期的に目指す姿>
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同社の打ち出している経営ビジョンとして、「LOGISTEED2030」がある。この目標数値は売上高が1.5兆円、CO2削減を50%以上、海外比率を50%以上としている。

このため、「海外事業の強化・拡大」、「新たな付加価値による事業領域の拡張」、「スマートロジスティクスの進化」、「ESG経営の基盤強化」を挙げている。

このうち、海外事業の強化・拡大では、4つの地域に分けて展開。北米では、3PL事業拡大(工場向け一気通貫ロジスティクス)で、米国(ラレド)~メキシコでのメーカー向けサービス拡大等を図っている。また、北米グループの会社を統合。LOGISTEED America社が発足 (2023年4月)し、3PL+フォワーディング機能を統合し、シナジー効果の最大化を図っている。

欧州では、インターモーダル事業を拡大。環境に配慮した物流ニーズのさらなる取り込みのため、自家用鉄道ワゴンへの追加投資を決定。2022年に90台、2023年には90台プラスEVトラックを導入するとしている。また、医薬品事業の拡大では、Cyber Freight社を起点とした医薬品事業のシナジー拡大を図る。

中国では、流通・産業系領域を軸とした合肥、成都、重慶、武漢等の内陸への事業拡大で、体制強化を図り積極開拓するとしている。また、中国でも労働力不足により、自動化・省人化設備導入の加速している。導入設備のラインナップ拡大によりノウハウを蓄積し、グループ内展開へ進めていく。

アジアでは、インド・タイ・インドネシア・マレーシア他での投資・事業拡大する。重点エリアへの投資を着実に実施し、新規顧客を開拓するとしている。また、コールドチェーンの展開として、冷凍/冷蔵対応の倉庫・車両を整備し、顧客需要を取り込むとしている。

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