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アステリアほか/倉庫内温湿度を見える化、NTTロジスコが導入

2022年10月13日/IT・機器

アステリアは10月13日、同社のAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio(グラヴィオ)」の販売パートナーである伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が、「Gravio」を利用した倉庫内温湿度監視の仕組みを構築、NTTロジスコの平和島物流センターに導入したと発表した。

NTTロジスコは、企画から配送、倉庫の運営まで物流業務を一括で請け負うNTTグループ唯一の総合ロジスティクス企業。ロボティクスによる自動化や、映像とAIを組み合わせた物流品質の向上、AIによる需要予測に基づく発注補充業務の効率化・サプライチェーン最適化などに取り組み、NTTグループの物流DXを主導している。

同社では、情報技術を活用した物流サービスの品質向上や効率化に取り組むなか、倉庫で保管される医療機器や化粧品、精密機器などの温度や湿度によって変質する可能性がある保管品の管理体制に着目。保管品の適切な温湿度の管理に向けて、IoTを活用した倉庫内の温度や湿度の見える化に向けた取り組みを開始した。

同社の既存IoTプラットフォームでは、温湿度データの異常は検知できるものの、温湿度センサー自体のトラブル発生時の自動検知がなく、人的作業が必要であるという課題があった。そこで、NTTロジスコは次世代の倉庫内温湿度監視システムとして、ノーコードで汎用的な利用が可能なアステリアのAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を採用。倉庫内の温湿度をリアルタイムに確認できるソリューションをCTCが開発し、平和島物流センターに導入した。この結果、庫内の温湿度がリアルタイムで見える化し、トラブル発生時の原因の特定や速やかなリカバリー対応が可能となった。

NTTロジスコでは今後、全国に20か所ある物流センターでの導入を検討するとともに、Gravioの豊富な対応センサーを活用し、さらなる業務の自動化を推進する方針だとしている。

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