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GROUND/ECアパレル現場での自律型協働ロボット実稼働公開

2022年10月25日/IT・機器

GROUNDは10月25日、日本通運北砂流通センターにおいて稼働中の、自律型協働ロボット(AMR)「PEER」を報道向けに初公開した。

<自律型協働ロボット「PEER」>
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<EC物流倉庫での実稼働現場を初公開>

「PEER」は、同社が中国大手メーカーと共同開発した自律型協働ロボット。2019年7月にダイヤモンドヘッドヘ導入し、これは日本国内でのEC物流現場において、AMRが実稼働した初めての事例となった。その後、ダイヤモンドヘッドの事業拡大に伴い、当初導入した柏物流センター(12台)に加え、2拠点で合計30台を導入している。

「PEER」は、物流施設内のピッキング作業工程において、人との協働により作業効率化を実現でき、採用コストの低減や新規スタッフの教育時間が削減できる。また、大規模な設置工事が要らず、稼働中の物流センターでオペレーションを止めることなく短期間で導入可能、GTPと比べ初期投資や導入コストの低さも特長だ。

<内覧会の様子>
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<GROUNDソリューション営業本部の平野一将マネージャー>
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内覧会には、GROUNDソリューション営業本部の平野一将マネージャー、SCSKプレッシェンドの松本雅彦フルフィルメントサービス担当、ダイヤモンドヘッド取締役の今井貴志EC事業本部長が出席。平野一将マネージャーが、「EC物流においては正確な商品データ作成の連携が重要な要素。スタジオとロボットがどう連携しているのかがポイント」と見どころを述べた。

ダイヤモンドヘッドは、首都圏に13か所撮影スタジオを設置し、ファッション&アパレルECサイト制作・ECシステムを開発、提供している。2020年6月にSCSKと資本業務提携し、商品情報管理システム「PVS」、在庫管理システム「SCS」を自社サービスに組み込み、EC業務をワンストップで提供。GROUNDは、両社が共有するノウハウ・知見を共有し、物流施設におけるDXおよび最適化をテクノロジーソリューションで支援する。

まずは、スタジオに移動し、入荷した商品の採寸や写真撮影、レタッチなど、商品データの作成を行う様子を見学。

<商品データをタブレットに入力>
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<撮影スタジオ>
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<倉庫内を稼働する「PEER」>
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<ピッキング>
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<連続走行時間8時間(無積載時)、充電時間は2時間>
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その後、倉庫内で「PEER」が稼働する様子も披露された。北砂流通センターの面積は2975.2m2、その中を18台の「PEER」が6人のピッカーの指示により動いている。PVSとの連携により、「PEER」のタブレット画面には、鮮明な商品画像やデータが表示され、容積を計算したうえで適切なバスケットサイズを算出する。ダイヤモンドヘッドの今井本部長は「コストバランスに課題は残るが、非常に助かっている。タブレットにビジュアルをつけることで初めての人にもピッキングしやすく、早く出荷作業にまわせる」とし、生産効率は約2倍に上がったという。

<今後提供予定の「PEER」新モデル>
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同社はさらに年内を目途に、「PEER」の新モデルの提供を予定している。現状、「PEER」の最大荷重は42.5kgだが、これを約100kgに高めるとともに、架台やバスケットのカスタマイズなども柔軟に対応していく。「自動車や製造業の部品などのほか、長さのあるものにも対応でき、競合との差別化を図り用途をさらに拡大していきたい。こうご期待」と平野マネージャーは話している。

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