ヨコレイ(横浜冷凍)は10月27日、国土交通省から物流総合効率化法認定施設への見学依頼を受け、同社の東京羽田物流センターに国土交通省と関東運輸局から担当官総勢8名が来訪したと発表した。
物効法は、輸送網の集約化や輸送手段の合理化により流通業務の省力化、環境負荷の低減を図ることを目的としたもの。
同センターは2018年2月に竣工したヨコレイにとって物効法認定第1号の事業所で、従来分散していた物流拠点や輻輳した輸送網を集約することにより輸配送距離を削減し、CO2排出量を大幅に低減している。
国交省による冷蔵倉庫の施設見学の例は少なく、約1時間の施設見学では施設各所で担当官から熱心な質問がなされ、見学終了後の意見交換では現在の業界課題がテーマとして議論された。
ヨコレイでは、環境に配慮した効率的な物流施設の展開をコア・コンピタンスの1つに掲げており、同センターを皮切りに計5事業所(東京羽田、名港、つくば、横浜みらいサテライト、福岡ISLAND CITY)で物効法の認定を取得している。今後も同社は物効法の認定取得に対して積極的に取り組み、環境に配慮した効率的な物流施設を新設、展開するとしている。
JR東日本ほか/高輪ゲートウェイ駅周辺で次世代型まちづくり推進