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川崎汽船/KMDI社がバリ開催のG20サミット向けEV輸送を実施

2022年11月15日/SCM・経営

川崎汽船は11月15日、同社の関係会社であるPT.“K” Line Mobaru Diamond Indonesia(KMDI社)が、インドネシアのバリで同月15、16日に開催のG20サミット向けに提供された電気自動車(EV)のインドネシア国内の陸送を行ったと発表した。

<陸送の様子>
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G20サミット向けには現地で完成車生産を行う複数のメーカーから合計860台のEVが提供され、ジャワ島の各完成車工場からジャカルタ港まではキャリアカーで、ジャカルタ港からバリ島までは内航船で輸送された。KMDI社は全体の約40%の車両について、キャリアカーでの陸送部分を担った。

インドネシア政府は、ニッケルをはじめとする豊富な天然資源を背景に、EVの国内サプライチェーンの構築に取り組むと同時に、公用車の電動化などEVの普及を推進する政策を進めており、G20サミットで使用される車両もバッテリー式電動自動車(BEV)のみとなっている。

同社は今年5月に公表した中期経営計画で、物流事業を稼ぐ力の磨き上げで貢献する役割と位置づけ、地域展開してきた完成車物流事業の強化・拡大を図っている。KMDI社は300台以上の完成車輸送機材を保有し、インドネシア国内で最大の輸送シェアを有している。今後も完成車生産及び販売の安定した成長が見込まれるインドネシアでの事業強化・拡大に取り組むと同時に、インドネシア政府が掲げる2060年のカーボンニュートラル実現に貢献していくとしている。

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