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JR貨物/オートフロアコンテナによるラウンドマッチング輸送開始

2023年02月07日/3PL・物流企業

JR貨物(日本貨物鉄道)は2月6日、子会社の全国通運とともに、同社が所有する31フィート オートフロアコンテナを活用し、明治と昭和産業の共同による鉄道でのラウンドマッチング輸送を開始したと発表した。

<ラウンドマッチング輸送のスキーム>
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<全国通運のオートフロアコンテナ>
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<オートフロアコンテナの内部>
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この取り組みでは、全国通運、明治、明治ロジテックの3社によるオートフロアコンテナを活用した岡山県の工場から埼玉県の倉庫までの貨物鉄道輸送の復路で空回送となっていたコンテナを有効活用し、千葉県から兵庫県へ昭和産業の貨物を輸送する。

これにより、片道輸送を往復輸送に切り替え、非効率な片道輸送の解消を図る。また、荷台の床を電動でスライドさせる装置を備えたオートフロアコンテナを利用することで、発着地での積卸作業の大幅な省力化と、荷役作業時間の短縮を考えたモーダルシフトを実現する。

なお、このラウンドマッチング輸送は、組み合せが難しいトラック側面から積込む商品とドックシェルターから積込む商品を組み合わせた往復輸送となる。

今回の取組みで、明治と昭和産業の物流効率化を推進するとともに、CO2排出量の削減(各社70%削減)にも寄与する。

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