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日新/4~12月の売上高11.4%増、営業利益64.4%増

2023年02月07日/決算

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日新が2月7日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高1525億4400万円(前年同期比11.4%増)、営業利益105億7800万円(64.4%増)、経常利益115億5600万円(58.3%増)、親会社に帰属する四半期純利益82億900万円(88.2%増)となった。

物流事業の売上高は1476億1900万円(10.1%増)、営業利益99億8400万円(49.9%増)だった。

日本では、航空輸出が海上輸送へのシフトやスポット案件需要の剥落等もあり取扱量が減少傾向となり、輸入では自動車関連貨物やアパレル関連貨物の取り扱いが収益に寄与した。また、海上輸出では機械設備や化学品の取り扱いが堅調に推移し、輸入では食品や雑貨等の取り扱いが好調となった。倉庫事業では食品の取り扱いが堅調に推移した。

アジアでは、タイで自動車関連貨物の航空輸出の取り扱いが好調に推移、ベトナムでも電子部品等の航空輸出取り扱いが好調に推移した。海上輸出では、日本向け雑貨等の堅調な取り扱いが継続。インドでは二輪車の取り扱いが減少したが、自動車関連貨物の航空輸出の取り扱いが収益に寄与した。

中国では、香港で新型コロナウイルス感染拡大防止対応の影響等もあり荷動きが低調となったが、航空輸出で自動車関連貨物の取り扱いが収益に寄与した。上海では、家電製品や消費財の倉庫業務取り扱いが堅調に推移したが、海上・航空運賃はともに下落傾向となり、航空貨物の取り扱いが減少した。

米国では、倉庫保管業務が堅調に推移し、食品関連貨物の海上輸出取り扱いも好調に推移。港湾混雑等に伴う国内代替輸送の取り扱いは収束に向かい、取り扱い貨物の物量は輸出入ともに全体的に減少傾向となった。

欧州では、ドイツで家電製品の取り扱いが堅調に推移し、自動車関連貨物の取り扱いが収益に寄与した。ポーランドでの倉庫業務も堅調に推移したが、欧州全体では航空、海上ともに荷動きが低調となり、取り扱いが伸び悩んだ。

通期は、売上高2100億円(9.0%増)、営業利益130億円(42.9%増)、経常利益140億円(42.0%増)、親会社に帰属する当期純利益98億円(53.9%増)を見込んでいる。

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