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インフィニオン/ドレスデンに半導体製造の新工場を建設開始

2023年02月20日/生産

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独インフィニオン テクノロジーズは2月20日、アナログ/ミックスドシグナルおよびパワー半導体の新工場の建設を開始すると発表した。

徹底した市場分析の結果、インフィニオンのマネジメントボードと監査役会は、ドレスデンの新工場建設開始を承認した。ドイツ連邦 経済・気候変動対策省(BMWK)は、プロジェクトの早期開始を承認しており、これは、欧州委員会による法的補助金に関する審査完了前に、建設を開始できることを意味している。

欧州委員会の公的支援決定と国の補助金手続きを経て、欧州チップ法の目的に沿って資金が提供される予定。インフィニオンは、約10億ユーロの公的資金を申請し、2026年の生産開始を目指して総額約50億ユーロを投資する予定だ。これはインフィニオンの単独投資額としては過去最大の金額となる。

インフィニオンの投資は、2030年までに世界の半導体生産の20%をEU域内で行うという欧州委員会の目標の達成に不可欠なもの。ドレスデン工場が提供する産業用および自動車用半導体ソリューションは、ヨーロッパの主要産業におけるバリューチェーンの確保に今後さらに貢献すると予測される。

また、インフィニオンの投資によって脱炭素化やデジタル化を推進する半導体の製造基盤が強化される。アナログ/ミックスドシグナル部品は、例えば、エネルギー効率の高い充電システム、自動車の小型モーター制御ユニット、データセンター、IoT(Internet of Things)向けアプリケーションなどの電源システムで使用されている。パワー半導体とアナログ/ミックスドシグナル部品の相互作用により、特にエネルギー効率の高い、インテリジェントなシステムソリューションの実現が可能になる。

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